屋根の施工を終えた日は、梅雨の晴れ間で夏の富士山がきれいに見えました。
O様邸は南から北に向かっての片流れ形式の屋根です。
奥行もあり、雪の落下による危険を避ける為に少し多めに雪止めが入っています。
ところでこのブルーグレーの屋根、上品な色合いですよね!
勾配によっては屋根の色はあまり視界に入らないのですが、
O様邸はこの屋根の色を含め、内外の配色がとても整っているんですよ。
骨組みの段階に入ると、まず柱・土台・梁などの構造上重要な骨組みに
大きな穴や欠きがないか、筋交いが間違いなく入っているか等をみていきます。
地震が起きた時に本来の設計強度がしっかり発揮できるように、
図面と合わせながら一つ一つ確認していきます。
次に金物をみていきます。
木造と言っても現在では内側に多くの金物が使用されています。
金物の使用により耐震性能は大きく上がりましたが、正しく取り付けられていなければ
骨組みと同じで、しっかり強度が発揮できません。
こちらも図面を見ながら上下上下と一つ一つ確認していきます。
さて、最後に動線をたどり生活シーンを思い浮かべながら
屋内をぐるぐる回って、全体の確認をしていきます。
窓が入る予定の位置に柱が通ったりしていないかなども確認。
あわせて、窓からの眺めもチェック!し、外構の助言に活かします。
こうした自社検査を終えてから、第三者機関による上部躯体検査を受けます。
はい、指摘事項はありませんでした!
サッシ枠が入りましたので、外側に防水紙を張っていきます。
建物にとって水は大敵です。水をしっかりブロックできるように、施工要領の通りに施工していきます。
さて、次回は断熱についてお伝えします。
お楽しみに!