「この家は、ベイリーのために建てた家です」とO様。
愛犬を通してつながる縁とひらけていく世界。広大な敷地の庭には、傾斜をいかしたドッグランを完備。
6月に完成したばかりの新居には、愛犬と山梨の暮らしを愛でるご夫妻の姿があった。
O様ご夫妻が富士桜高原にセカンドハウスを構えた理由ははっきりとしている。
「ベイリーのためにこの地へ来ました。寿命が短いとされる大型犬のベイリーと長く一緒に過ごせるように、快適な環境を追求したいと思いました」
仕事が落ち着いたら大型犬と暮らしたいと考えていたというご夫妻。家族になった愛犬・ベイリーは鳴沢村のブリーダーのもとで生まれ、O様の元へやって来た。
「富士山麓のこのエリアを知ったのも、ブリーダーさんを尋ねたのがきっかけでした。また、富士桜高原別荘地にはベイリーのきょうだいも暮らしています。東京の夏はあまりに過酷。自然豊かで夏も過ごしやすく、空気もきれいなこの地ならベイリーが日々心地よく過ごせると思いました」
実は、O様ご夫妻が富士桜高原別荘地にセカンドハウスを建てるのは2度目。
冬季の積雪を考えたビルトインガレージとベイリーの健康に寄り添う広大なドッグラン、たくさんの犬仲間が集まることを可能とする来客用の駐車スペースを計画し、現在の2軒目を完成させたのだった。
シックな色調に片流れ屋根が印象的な外観と、白を基調とした明るく開放的な室内。LDKには薪ストーブを配し、冬場の温熱環境に配慮した。大きな窓からたっぷりの自然光が差し込むリビングはウッドデッキへと接続し、その先にはドッグランが広がる。
「ベイリーが室内からそのまま外へ出られるように空間を計画しました。リビング隣には、ベイリー用の洗い場(足を洗うところ)があります。本当にこの家は、犬を中心に考えた住まい。インテリアを整えたら、ベイリーを通して知り合った友人たちを順次お招きする予定です」
東京で仕事をしながらも、山梨の生活を味わうようになって2年。
「山梨がこんなにいいところだと知らなかった」とご夫妻は口を揃えます。
「建築時にはいくつかのハウスメーカーを比較検討しました。土地探しに奔走してくれた営業担当者と担当の設計士さんがわれわれの希望を丁寧に聴きとってくれたので、安心してお任せすることができました。
私たちの願いは、人生最後の時間をベイリーと心おきなく過ごすこと。
山梨は水も美味しいし、野菜や空気も新鮮。
ベイリーをきっかけに新しい暮らしを手にすることができ、また新たな出会いをもたらせてくれた。生活に彩りをくれたベイリーに感謝しながら、ここで心豊かな暮らしを営んでいけたらと思います」